「家の中で羽アリを見かけた」「床下がきしむ気がする」といった不安を抱えていませんか?
シロアリ被害を防ぐには、まずシロアリがどこから発生し、どのように家に侵入してくるのか(発生源と侵入経路)を正しく理解することが重要です。
この記事では、シロアリの発生源となる場所や侵入経路、ご自身でできるセルフチェック方法から効果的な予防対策までを分かりやすく解説します。
シロアリの主な発生源とは?
シロアリは突然何もない場所から沸いて出るわけではありません。
屋外の湿った環境を好み、そこから巣を広げて家屋へ到達します。
特に以下のような場所が発生源(潜伏場所)になりやすいです。
- 庭に放置された木材・薪・パレット
地面に直接置かれた木材は、シロアリにとって絶好の餌場兼発生源になります。 - 古い切り株や倒木
枯れた木や湿った樹木は、シロアリが巣を作りやすい絶好の環境です。 - 木製の濡れ縁・ウッドデッキ・花壇の柵
雨ざらしで腐朽が進んだ木製品は、シロアリを引き寄せます。 - 放置されたダンボールや紙類
ダンボールの主成分であるセルロースはシロアリの大好物です。屋外や床下に放置すると危険です。 - 日当たりの悪い湿った土壌
水はけが悪く、常に湿っている床下や庭の土壌は発生源となりやすくなります。
シロアリはどこから家に入る?代表的な侵入経路
シロアリ(主に日本で被害の多い「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」)は、基本的に土の中から床下を経由して侵入してきます。
① 基礎のひび割れ(クラック)や配管の隙間
コンクリートの基礎であっても、経年劣化でできたコンクリートの微細なひび割れ(0.5mm程度)があれば、シロアリは容易に通過します。
また、水道管やガス管が基礎を貫通する隙間も侵入経路になります。
② 蟻道(ギドウ)を通って床下から侵入
シロアリは光や乾燥を嫌うため、土や自身の糞、唾液を固めて「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるトンネルを作り、その中を通って基礎を登り、土台の木材へ侵入します。
③ 玄関・勝手口のポーチ
玄関土間や勝手口のポーチ部分は、タイルの下に土が詰まっていることが多く、床下点検口から見えにくい「死角」となりやすいため、隠れた侵入経路になりがちです。
④ 飛来による侵入(羽アリ)
4月〜7月頃の群飛期になると、新しい巣を作るために羽アリ(生殖虫)が飛び立ちます。
風に乗って飛来し、家の周囲の湿った場所や木製品に着地して新たな発生源を作ります。
シロアリの発生源・侵入サインを見つけるセルフチェック

我が家にシロアリがいるかもしれないと感じたら、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 基礎の表面に「土の筋(蟻道)」がないか
基礎のコンクリート部分に茶色い土の帯のようなものが伸びていないか確認します。 - 4月〜7月に黒〜茶色の羽アリを見かけたか
大量の羽アリが一斉に発生した場合、近くに成熟した巣(発生源)が存在する証拠です。 - 床がふわふわ・きしみを感じるか
足元が沈むような感覚がある場合、床下の土台や根太が被害を受けている可能性があります。 - 柱や枠を叩くとポンポンと軽い音がするか
木材の中身が食べ空洞化していると、叩いた際に空洞音がします。 - 木くずや糞粒が落ちているか
外来種である「カンザイシロアリ」の場合、乾燥した木材を喰い荒らし、小さな砂粒状の糞を排出します。
今日からできる!シロアリの発生・侵入を防ぐ予防対策
シロアリ被害を防ぐ基本は、「寄せ付けない環境づくり」と「侵入の遮断」です。
① 家の周りに木製品やダンボールを置かない
庭や外壁沿いに木材、薪、ダンボール、鉢植え(木製)などを直接置かないようにしましょう。
整理整頓するだけでも発生源を大幅に減らせます。
② 床下・家周囲の風通しと水はけを良くする
床下の換気口の前に物(エアコン室外機や荷物など)を置かないようにし、風通しを確保します。
また、雨樋の破損などを修繕し、建物周辺に水が溜まらないようにしましょう。
③ 基礎のひび割れを補修する
外壁や基礎に目立つひび割れを見つけた場合は、コーキング材などで埋めて侵入経路を塞ぎます。
④ 定期的な防蟻処理(バリア工法など)を実施する
防蟻薬剤の有効期間は一般的に5年です。
新築から5年以上経過している場合や、前回の施工から時間が経っている場合は、薬剤の効果が切れている可能性があります。
まとめ:発生源を見つけたら専門業者へ相談を
シロアリは早期発見・早期対策が費用を抑える最大のポイントです。
発生源となりやすいお庭の環境を見直すとともに、もし蟻道や羽アリを見つけた場合は、自分で駆除しようとせず(市販の殺虫スプレーをかけるとシロアリが散らばり被害が拡大するリスクがあります)、プロの専門業者に床下点検を依頼することをおすすめします。

