トホシテントウは益虫?害虫?見分け方から無農薬での駆除方法まで解説

トホシテントウ テントウムシ

庭のプランターやカラスウリの葉の裏で、オレンジ色に黒い斑点がある、少し毛の生えたテントウムシを見かけたことはありませんか?

それは「トホシテントウ」かもしれません。

一般的なテントウムシ(ナナホシテントウなど)はアブラムシを食べてくれる「益虫」ですが、実はトホシテントウには意外な生態があります。

この記事では、トホシテントウの正体、見分け方、そして植物を守るための対策について解説します。

トホシテントウとは?

トホシテントウ(学名:Epilachna admirabilis)は、テントウムシ科マダラテントウ亜科に分類される昆虫です。

  • 体長: 約7〜9mm(一般的なテントウムシより一回り大きい)
  • 特徴: オレンジ色(橙黄色)の体に、合計10個の黒い斑点(紋)がある。
  • 質感: 表面に細かい毛が生えており、ツヤがなくマットな質感。

【要注意】トホシテントウは「草食性」の害虫!

ここが最大のポイントです。
ナナホシテントウが肉食(アブラムシを食べる)なのに対し、トホシテントウは植物の葉を食べる「草食性」です。
放置すると大切に育てている植物がボロボロに食害されるため、ガーデニングにおいては「害虫」として扱われます。

【見分け方】トホシテントウと益虫の違い

似ている虫が多いため、見分けるポイントを表にまとめました。

特徴トホシテントウ(害虫)ナナホシテントウ(益虫)
見た目つや消し・毛が生えている表面にツヤがある(ピカピカ)
斑点の数10個7個
主な食べ物カラスウリ、アマチャヅルなどの葉アブラムシ
幼虫の姿黄色くてトゲトゲしている灰色や黒っぽくトゲはない

「ツヤがなくて毛が生えていたら草食性(害虫)」と覚えると簡単です。

トホシテントウが好む植物と食害のサイン

トホシテントウは主にウリ科の植物を好みます。

  • カラスウリ / スズメウリ
  • アマチャヅル
  • カボチャやキュウリ(稀に)

食害の特徴:網目状の食べ跡

トホシテントウは葉の表面を薄く削り取るように食べます。
そのため、食べた跡が階段状や網目状に残るのが特徴です。
葉が透けて見えたり、茶色く枯れ始めたら、近くにトホシテントウやその幼虫が隠れているサインです。

無農薬でできる!トホシテントウの駆除・対策

家庭菜園やペットがいる庭では、なるべく薬を使いたくないですよね。
効果的な無農薬対策をご紹介します。

① 見つけ次第「捕殺」

最も確実な方法です。
トホシテントウは危険を察知するとポロッと地面に落ちて死んだふりをする習性があります。
下に受け皿や袋を用意してから捕まえるのがコツです。

② 葉の裏の卵と幼虫をチェック

トホシテントウの幼虫は黄色くてトゲトゲした、少し不気味な姿をしています。
葉の裏にびっしり付いていることがあるので、ガムテープなどで取り除きましょう。

③ 防虫ネットの活用

成虫は飛んでやってきます。物理的にシャットアウトするのが最も効果的です。
特に苗が若いうちはネットで保護しましょう。

④ 周辺の雑草(カラスウリ等)を整理する

トホシテントウは野生のカラスウリで繁殖します。
庭の近くにカラスウリが自生している場合は、それを除去することで発生源を断つことができます。

まとめ:トホシテントウを見つけたら早めの対応を

トホシテントウは、その可愛らしい見た目とは裏腹に、旺盛な食欲で植物を弱らせてしまう困った存在です。

  1. ツヤがないオレンジ色なら要注意
  2. 葉が網目状に食べられていないかチェック
  3. 幼虫のうちに早めに駆除する

この3点を意識して、大切な植物を害虫から守りましょう。
もし手に負えないほど大量発生してしまった場合は、ウリ科植物にも使える市販の殺虫スプレー(ベニカJスプレーなど)を検討してみてください。

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