シデムシの寿命は、結論から言うと「羽化してから数ヶ月〜1年程度」が一般的です。
しかし、シデムシには多くの種類があり、その活動サイクルによって寿命の感じ方は異なります。
種類別の寿命と特徴
日本でよく見られる代表的なシデムシの寿命目安は以下の通りです。
| 種類 | 推定寿命(成虫) | 特徴 |
| ヨツボシモンシデムシ | 約3ヶ月〜半年 | 家族愛が強く、育児をするシデムシとして有名。 |
| オオヒラタシデムシ | 約1年 | 平らな体が特徴。ミミズなどを食べる肉食性が強い。 |
| クロシデムシ | 約半年〜1年 | 大型で真っ黒な体。夜行性で死骸に集まる。 |
多くのシデムシは、春から夏にかけて羽化し、繁殖を終えると秋に一生を終えるパターンが多いですが、成虫のまま越冬(冬越し)する個体もいます。
シデムシの一生(ライフサイクル)
- 産卵と育児(春〜夏)
多くのシデムシ(特にモンシデムシ類)は、ネズミや小鳥の死骸を見つけると、それを丸めて土の中に埋め「肉団子」を作ります。
そこに卵を産み、なんと親が幼虫に口移しで餌を与える「育児」を行います。 - 幼虫期(約1〜2週間)
幼虫の期間は非常に短く、栄養豊富な肉を食べて急速に成長します。 - 蛹(さなぎ)期(約2週間)
土の中で蛹になり、成虫へと姿を変えます。 - 成虫期(数ヶ月〜1年)
羽化した成虫は再び餌を探し、次の繁殖に備えます。
シデムシを長く飼育するためのコツ
「飼育しているシデムシに長生きしてほしい」という場合、以下のポイントに注意しましょう。
- 温度管理
高温に弱いため、夏場は25度以下を保つのが理想です。 - 乾燥対策
湿り気のある土(腐葉土など)を厚めに敷き、乾燥を防いでください。 - 餌の頻度
常に餌(煮干し、昆虫ゼリー、キャットフードなど)がある状態にし、食べ残しによる腐敗(カビ)には注意しましょう。
まとめ:シデムシの寿命は短くも濃密
シデムシの寿命は長くても1年程度ですが、その間に「死骸を埋めて子を育てる」という、昆虫界でも稀なドラマチックな一生を送ります。
もし野外で見かけたり飼育を検討したりしているなら、彼らが自然界で果たしている「リサイクル」の役割に注目してみると、より深く楽しめるはずです。


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