アリに噛まれた!放置は危険?症状別の対処法と注意すべき外来種を解説

ヒアリ アリ

「庭仕事中にアリに噛まれて痛い」「赤い腫れが引かないけれど大丈夫?」
身近な昆虫であるアリですが、実は鋭い顎や毒針を持っており、人体に影響を及ぼすことがあります。

この記事では、アリに噛まれた時の応急処置から、注意すべき危険なアリの種類、病院へ行くべき判断基準までを専門知識を交えて分かりやすく解説します。

アリに噛まれた・刺された時の主な症状

アリによる被害は、大きく分けて「顎で噛まれる」ケースと「お尻の針で刺される」ケースの2パターンがあります。

  • 軽症: チクッとした痛み、軽い赤み、痒み。
  • 中等症: 噛まれた場所が熱を持って腫れる、水ぶくれができる。
  • 重症(アナフィラキシー): 蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下、意識障害。

豆知識: 実はアリはハチの仲間です。そのため、ハチ毒に敏感な人はアリの毒に対しても強いアレルギー反応を示す可能性があるため注意が必要です。


【応急処置】噛まれたらすぐに行うべき3ステップ

アリに噛まれた・刺されたと感じたら、パニックにならず以下の処置を行いましょう。

① その場を離れる

アリは集団で行動します。
一箇所に留まっていると、仲間のアリが集まってきてさらに被害が拡大する恐れがあります。

② 流水で洗い流す(毒を薄める)

患部を清潔な水で洗い流してください。
アリの毒(蟻酸など)や雑菌を洗い流すことで、炎症を最小限に抑えられます。

③ 冷却と薬の塗布

保冷剤などで冷やすと痛みや腫れが和らぎます。
痒みが強い場合は、市販の抗ヒスタミン剤配合の軟膏(ムヒやキンカンなど)を塗布しましょう。


日本で注意すべき「危険なアリ」の見分け方

日本に生息する多くのアリは無害ですが、以下の種類には厳重な警戒が必要です。

アリの種類特徴リスク
ヒアリ(外来種)全体的に赤茶色。お尻に毒針を持つ。極めて強い痛み。アナフィラキシーのリスク大。
アカカミアリヒアリに似ているがやや小型。頭部が大きく赤っぽい。毒針で刺す。激しい痛みと腫れ。
オオアリ類日本在来の大型のアリ(クロオオアリ等)。毒針はないが顎の力が強く、噛まれると出血することも。

※ヒアリらしきアリを見つけた場合は、絶対に素手で触らず、自治体や環境省へ連絡してください。


病院へ行くべきタイミング

以下のような症状が出た場合は、迷わず皮膚科や救急外来を受診してください。

  • 時間が経っても痛みや腫れがどんどんひどくなる。
  • 患部が化膿している。
  • 全身に蕁麻疹が出たり、息苦しさを感じたりする(即座に救急車を!)。

アリに噛まれないための予防策

  • 長袖・長ズボンを着用
    ガーデニングやキャンプでは肌の露出を抑える。
  • 靴下をズボンの裾に入れる
    足元からの侵入を防ぐのが最も効果的です。
  • 駆除剤の活用
    家の周りに多く発生している場合は、ベイト剤(毒餌)タイプで巣ごと駆除を検討しましょう。

まとめ:アリの攻撃を正しく理解して対処しよう

アリに噛まれた際は、まず「洗浄」と「冷却」が基本です。
しかし、ヒアリなどの特定外来生物の拡大により、以前よりもリスクは高まっています。
「たかがアリ」と侮らず、体の異変を感じたら早めの対処を心がけましょう。

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