キャンプや登山、川遊び中に遭遇する「アブ」。日本には100種類以上のアブが生息していますが、実はすべてのアブが血を吸うわけではありません。
この記事では、代表的なアブの種類一覧から、見た目での見分け方、種類ごとの危険度について詳しく解説します。
日本でよく見られるアブの代表種一覧
特に遭遇率が高く、吸血被害が多い主な種類を紹介します。
① アカウシアブ(最大・最凶)
- 体長: 25mm〜30mm
- 特徴: 日本最大級のアブ。腹部がオレンジ(赤褐色)で、羽音が「ブーン」と非常に大きく威圧的です。
- 危険度: ★★★(吸血量が多く、噛まれると非常に痛い)
② ウシアブ
- 体長: 17mm〜25mm
- 特徴: 全体的に灰褐色で、複眼(目)に鮮やかな緑色の縞模様があるのが特徴です。家畜だけでなく人間も積極的に襲います。
- 危険度: ★★★
③ イヨシロアブ(通称:ウルル・コシジロ)
- 体長: 10mm〜13mm
- 特徴: 小型ですが、集団で襲ってくるのが最大の特徴。北陸や東北地方では「ウルル」と呼ばれ恐れられています。羽が白っぽく見えます。
- 危険度: ★★☆(数の暴力で攻めてくるため厄介)
④ シロフアブ
- 体長: 12mm〜16mm
- 特徴: 腹部に白い三角形の斑紋が並んでいるのが特徴。全国の平地から山地まで広く分布しています。
【比較表】種類別の特徴と発生場所
一目で違いがわかるように、特徴をまとめました。
| 種類名 | サイズ | 見た目の特徴 | よく出る場所 |
| アカウシアブ | 大型 | オレンジ色の腹部 | 牧場、深い森 |
| ウシアブ | 中〜大型 | 緑色の縞模様の目 | 川沿い、牛舎周辺 |
| イヨシロアブ | 小型 | 全体的に白っぽい | 渓流、山間部 |
| キンアブ | 中型 | 金色の美しい体毛 | 湿地、林縁 |
| ムシヒキアブ | 中〜大型 | 脚が長く、毛深い | 草原(※吸血しない) |
要注意!「アブ」と間違いやすい昆虫
見た目は似ていても、生態が全く異なる昆虫がいます。
ムシヒキアブ(実は味方?)
一見恐ろしい姿をしていますが、人間を襲って血を吸うことはありません。
他の昆虫を捕らえて食べる「空中最強のハンター」であり、ハエなどを食べてくれる益虫としての側面もあります。
ハナアブ
ハチに擬態した黄色と黒の縞模様が特徴ですが、花の蜜を吸うだけで無害です。
ホバリング(空中停止)が得意なのはハナアブの大きな特徴です。
種類を知ることでできる「種類別対策」
- 大型のアブ(アカウシなど)
噛む力が強いため、厚手の服の上からでも噛んできます。
薄手のラッシュガードだけでは不十分です。 - 小型のアブ(イヨシロなど)
数十匹単位で囲まれることがあるため、車に乗り込む際の「連れ込み」に注意が必要です。
まとめ:種類を見極めて正しく恐れよう
日本のアブは種類によって、生息場所や攻撃パターンが異なります。
特に「大きくてオレンジ色の個体(アカウシアブ)」や「集団で寄ってくる白い個体(イヨシロアブ)」には警戒が必要です。
種類ごとの特徴を知ることで、アウトドアでの防虫対策をより万全にすることができます。

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